飛騨の家具 秋のインテリアフェア開催中~ 11/26

ダイニングテーブルのサイズ・大きさの選び方~家族の人数とお部屋の広さ~

家具キノクニヤ店長

ソファやベッドとは違いサイズの種類が多いのがダイニングテーブルです。この記事では家族の人数やお部屋の広さなど、サイズ選びのポイントを紹介します。

テーブルを置くのに必要なサイズは?

まずはダイニングテーブルを置くときに、最低限必要なサイズを押さえておきましょう!基本的には以下の3点がポイントになります。

  • 食事をする
  • 椅子を引いて出入り
  • テーブルの後ろや横の通路の確保の有無

1人が食事をするのに必要なサイズ

食事をする際1人あたり必要なサイズは幅60cm、奥行き40cmと言われています。

このサイズは、小学校で使用していた学習机を想像するとイメージが湧きやすいかもしれません。あのサイズがちょうど幅60×奥行40(新JIS規格は幅65×奥行45)となっています。

このサイズを基本にこれよりも狭いとかなり窮屈ですし、広いとゆったりということになります。

↑のテーブルは幅180cmありますので、60cm×2人分ですと60cm余るので、かなりゆったり座ることができます。

ダイニングテーブルの奥行きは80-90㎝が基本

2人以上で使う場合、基本的には対面になるのでダイニングテーブルの奥行きは人数や幅を問わず1人の基本の40㎝×2=80cm~90cmが基本になります。

幅120~150cmくらいのテーブルだと奥行きは80・85cm、幅150cm~200cmくらいのテーブルだと奥行きは90cmのものがほとんどです。奥行きが90cmを超えると真ん中の食事がとりにくいなど通常の使用に支障がでてきます。

奥行きが固定されるので、テーブルのサイズ選び≒幅をどうするか ということになります。

必要な通路幅

ダイニングは料理を運んだり、立ち座りしたりと頻繁に人が動く空間でもあります。人が動く部分、つまり動線を考えることもサイズ選びの大きなポイントとなってきます。
主な動作とその際必要な幅についても確認してみましょう。

  • 座る:50cm以上
  • 椅子を引く:60cm以上
  • 通路幅
    一人が後ろを通るときは60cm以上
    すれ違うことを考えると110~120cm以上

料理を運んだり、人の出入りが多く、頻繁に人が通るところは通路幅を広めに取ると、快適に使うことが出来ます。

家族の人数からサイズを考える

次は毎日使う家族の人数から考えてみましょう。

2人の場合

2人で向かい合って使用する場合、奥行きは80cm(1人あたり40cm×2人分)あるとよいため、幅もゆったり使える80×80の正方形天板がおすすめです。

幅120の長方形テーブルをお選びいただくと、2人なら食事もゆったりと、普段はテレワークや作業など食事以外にもお使いいただけます。

  • 最低限のおすすめサイズ:幅80
  • ゆったりサイズ:幅120

3人の場合

四角いテーブルを3人で使用する場合、1人はお誕生日席という座り方と、長辺にそれぞれ2人・1人が座るという2通りの座り方があります。

お茶を飲むくらいなら2人用と同じ80cm×80cmでも対応できますが、食事を取るとなると幅120がおすすめです。幅120の長方形テーブルは上記どちらの座り方でも3人で使えるほか、来客時など4人での使用にも対応できます。

基本的に2人もしくは3人という場合は、みんなで向かい合うことができる丸形三角形変形テーブルもおすすめです。

  • おすすめサイズ:幅120~

4人の場合

1人あたり幅60必要と考えると、4人の場合、向かい合って2人ずつ座るパターンとして最低限必要なサイズは幅120となります。120cmを最低サイズとして、部屋の広さや使用する人の体格、椅子の幅などを考慮しサイズを考えていくとよいでしょう。

  • 最低限必要なサイズ:幅120
  • ゆったりサイズ:幅150~165

ゆったりと肘のついた椅子の場合、椅子自体の幅が60cmと大きい場合があります。4本脚タイプのダイニングテーブルの場合、脚の内側に椅子を収めることを考えるとゆとりがあるテーブルサイズがおすすめです。

5人の場合

5人の場合も、3人と同様お誕生日席を使用するか否かでも変わってきます。長辺に3人・2人と向かい合って使用する場合、その分テーブル幅も必要です。お誕生日席を使用する場合は、短辺にも人が座るためそちら側の通路幅も考える必要が出てきます。

4人のゆったりサイズ~6人のサイズを目安に、使用するパターンによってサイズを考えてみてください。

  • お誕生日席を使用する場合の最低限のおすすめサイズ:幅160~
  • 長辺で向かい合って使用する場合のおすすめサイズ:幅180~

6人の場合

6人の場合も、3人ずつ向かい合ったりお誕生日席を使用したりと座り方はさまざまです。3人ずつ向かい合って使用する場合は、1人幅60㎝必要と考えると最低でも幅180は必要となってきます。

幅200ほどあると、6人でもゆったり使うことができます。このサイズはお誕生日席を使用してもいいですし、十分なテーブル面積があるため座り方の融通も利くサイズです。

  • 最低限のおすすめサイズ:幅180
  • ゆったりサイズ:幅200~

来客の対応について考える

来客が多い、来客時みんなで使用したいという場合、最低限のサイズよりゆったり目をお選びいただくことをおすすめします。来客時以外も広々使用することができるため、食事もしやすく作業にも便利です。

また、普段はコンパクトなサイズで使用でき、来客時には伸ばして幅を広くすることができる伸長式のテーブルも人気があります。

定番サイズで考えてみる

飛騨の家具のようにサイズが5センチ刻みでオーダーできるものもあれば、すでにサイズが決まっている既製品もあります。当店でも取り扱いの多い定番のダイニングテーブルのサイズを紹介しますので、参考にしてみてください。

幅120㎝

幅120は長方形テーブルの中でもコンパクトなサイズ感です。あまりスペースが取れない場合や、小さなお子様がいるなど大きなテーブルを必要としていない場合におすすめです。

  • 2-4名におすすめ
  • 4名で使う場合は少しコンパクト

しかし、4人で使用する場合などあくまで最低限のサイズのため、窮屈に感じられる場合もあります。お子様が大きくなることなども考慮し、もう少し大きなサイズを選んでもいいかもしれません。

幅135㎝

こちらのサイズは、幅120では少し窮屈そう…という方や大きなサイズは要らないがもう少しゆったり使用したいという方にもおすすめです。幅120から15cmでも大きくなると、使用感としても変わります。

  • 2-4名サイズ
  • 来客が多い場合や5名以上で使うことが多い場合は少し狭くなる

幅150㎝

幅150あれば4人でも不自由なく使用でき、食事以外のテレワークや作業にも活用することができます。5人の場合、少し狭く感じられるかもしれませんが、お誕生日席を使用することもできます。

  • 4名で使う定番サイズ

幅160㎝

4人でゆったり使えるこちらのサイズは、5人でも使用でき汎用性が高く便利なサイズでもあります。このくらいのサイズになると、実際テーブルを設置したとき「思ったより大きかった!」ということも起こり得ますので、お部屋の広さをしっかりと確認する必要があります。

  • 4名で少しゆったり

幅180㎝

こちらのサイズは6人での使用にも向いている大きなサイズです。幅180あると奥行も90㎝や100㎝のものが多いため、テーブルの重厚感は増していきます。その分存在感を発揮し、ダイニングの主役となるテーブル選びもより楽しくなるかもしれません。

  • 4名~6名におすすめ
  • ダイニングの中での存在感がかなり増します

テーブルのサイズが決まったら…

だいたいのテーブルサイズのイメージが沸いたら、お部屋の広さにも着目してみてください。使いたいテーブルのサイズが固まっても、お部屋の広さや間取りによって実際に置いたときお部屋が狭く見える場合もあります。

テーブルのサイズ選びにおいて、ただテーブルの大きさだけを考えるのではなく動線も意識することが快適に暮らせるポイントの一つです。

お部屋の中に空間があるとお部屋も広く見えるため、見た目の面でも重要です。

お部屋の広さと配置例

上記で説明したテーブルのサイズや通路幅を参考に、お部屋の広さと配置例についてご紹介します。

キッチンにくっつけて置く場合

人気の対面キッチンの場合、テーブルをキッチンにくっつけることで無駄なスペースができることなく、見た目もすっきり収まります。コンパクトな空間にもおすすめの配置です。

ゆったり通路を取る場合

ゆったり通路を取る場合、キッチンから離してテーブルを配置するため、周りをぐるりと移動でき配膳時など便利なのがメリットです。開放的でお部屋がかなり広く見えます。

しかしその分、一周動線が必要となってくるため、お部屋の広さとテーブルサイズをしっかりと確認する必要があります。

テーブルをキッチンと平行に置いたり、垂直に置いたりと置き方によって必要な広さも変わってきます。

正方形のスペースの場合

家具の配置が難しいとされる正方形のスペースは、配置案の一つとしてテーブルの一辺をキッチンにくっつけ、できる限り空間を取るという方法があります。

しかしダイニングテーブルがリビングスペースにはみ出したり、逆にはみ出さないよう小さなサイズを選んでテーブルが使いにくいなど、満足のいくテーブルが置けない可能性もあります。

その場合、ひとつの手段としてLDタイプを使用するという案があります。

リビング、ダイニングとそれぞれ家具を分ける必要がなく、設置するテーブルが一つで済むため、家具の配置が難しい正方形のスペースにも有効的です。

LDタイプは通常のダイニングより低めに設定されているため、目線が低くなり食事以外の時間もゆったりくつろぐことができます。

横長のスペースの場合

横長のスペースの場合、お部屋の形に合わせるような向きでテーブルを配置すると、空間を生かしてすっきり配置出来ます。

横長のリビングダイニングはダイニングスペース、リビングスペースとはっきり分けて使用できるため、テーブルの配置もイメージしやすいです。ダイニングテーブルのサイズを決める手順としては、まずリビングとして使用したい部分と、ダイニングとして使用したい部分を分けてみましょう。(実際に区切る必要はありません)

その次にダイニングスペースで必要な通路幅と動線を考え、残った空間にテーブルを配置するイメージで考えると、お部屋の広さにちょうど良いサイズが見えてきます。

なるべくリビングスペースに干渉しないサイズを選ぶと、いざ使ってみたとき動きにくい、大きくて圧迫感があるといったことも避けられます。

迷ったときのポイント

  • 使用する人数
    何人で、誰と、など
  • お部屋の広さ
    動線は取れるか?
    空間はあるか?
  • 基本は小さめから考える
  • リビングダイニングという手も

最後に

いかがでしたか? 自分の生活にあったテーブルを選んで、毎日の食事も楽しく快適なものにしましょう。お気に入りの使いやすいテーブルが見つかりますように!