家具キノクニヤ社長
天然木の家具はプラスチック製品、化粧合板の家具とは違い1つ1つ木目が違います。また木によっても木目に特徴があります。天然木ならではの個性をしっかり知ったうえで是非、ご購入ください。
天然木の主な特徴
天然木の主な特徴として、虎斑や節といった目に見えるものから、時間の経過で徐々に変化していくものなどさまざまです。材種によっても異なる性質を持ち合わせているので、特徴を知ることで家具選びの見方も変わってくるかもしれません。 こちらのページでは、それぞれの特徴を詳しくご紹介します。虎斑(とらふ)
虎斑とは、木材の表面に見られる虎の柄のような縞模様です。 これは、木が成長する際に栄養分を溜めていた部分で、質の良い天然木の証でもあります。光沢があり、銀色に輝いて見えるため「シルバーグレイン」とも呼ばれています。
- 展示中のCRESCENTの座面の虎斑を見えやすい角度から撮影
目節・芽節
年輪を想像すると分かりやすいように、木はその幹を太くしながら成長していきます。その際、枝の元を取り込みながら太くなっていくので、中に元が残っていくような形となります。木から材を取ると、その取り込まれた枝の元が表面に丸く茶色い模様として現れます。これが節と呼ばれるものです。- 目節・芽節と呼ばれる小さなもの
- 森のことばの大きな節
色の濃淡
テーブルはよく見ると、1枚の板ではなく、複数の板をつなぎ合わせているのが分かります。それぞれの天然木の板ごとに色に違いがあるため、1枚の板でも濃淡が出るのが特徴です。
- 同じホワイトオークでも、向かって右の色が濃くなっているのが分かります
節
節といえば、森のことばシリーズを思い浮かべる方も多くいらっしゃると思います。あえて節を取り入れることによってその魅力を発揮した森のことばは、今や飛騨産業の大人気シリーズです。
木の種類ごとの特徴
飛騨産業は主にホワイトオーク、ビーチ、ウォルナットの三つの材種を取り扱っています。それぞれ性質が異なり、木目や手触りも違うため、塗装色と併せてお部屋の雰囲気に合わせたり、用途によって選んだりと、木を知ることが家具選びの大切なポイントとなります。 それぞれの特徴を踏まえ、自分に合った材種を探してみてください。ホワイトオーク
ホワイトオークはナラ材の仲間で、密度が高く堅いため、傷に強く耐久性に優れています。湿気による伸び縮みも少ないため、テーブルをはじめ多くの家具に使用され昔から重宝されています。 優れた性質のみならず、スジ状の木目の美しさと自然な色合いで、どこにでも合わせやすい非常に人気のある材種です。特に虎斑(トラフ)は他の材と比較しても個性的です。- 特徴:濃淡、虎斑、スジ状の木目

ウォールナット
ウォールナットは耐久性があり、傷やへこみがつきにくく衝撃にも強いのが特徴です。深みのある色は高級感・重厚感を味わうことができ、落ち着いた雰囲気を求めている方にもぴったりです。波状の木目は、少しビーチ材とも似ています。- 特徴:目節・芽節、色の濃淡、波上の木目

ビーチ材
木目がきめ細かく、手触りも滑らかで明るい印象を受けるのがこのビーチ材です。ブナ材というと分かりやすいかもしれません。曲木加工にも適しており、しなやかで粘りがある反面割れにくいという性質を持っています。- 特徴:波状の杢目、色の濃淡、黒いスジ
