飛騨の家具 春の大SALE開催中~5/19

ホワイトオークの虎斑(とらふ)とは?天然木・無垢材の木目・節の特徴を解説

家具キノクニヤ店長

天然木の家具はプラスチック製品や化粧合板の家具とは違い、1つ1つ木目が異なります。特に「虎斑(とらふ)」は購入前に知っておくと安心できる特徴です。このページでは天然木ならではの個性をしっかり解説します。

虎斑(とらふ)とは?クレームになりやすい理由と正しい理解

虎斑(とらふ)とは、木材の表面に見られる虎の柄のような縞模様・斑紋です。光沢があり、角度によって銀色に輝いて見えることから「シルバーグレイン」とも呼ばれています。

虎斑(とらふ)の例
ホワイトオーク材に見られる虎斑。角度によって見え方が変わります。

ホワイトオーク材やナラ材に多く見られ、木が成長する際に栄養分を蓄えていた細胞(放射組織)が表面に現れたものです。質の良い天然木の証でもあり、欠陥や傷ではありません。

なぜ「クレーム」になるのか

当店でも100件に1件程度、「届いた家具の木目が思っていたのと違う」「虎斑の模様が気になる」というご連絡をいただくことがあります。クレームになりやすい理由は主に3つです。

  • 写真と実物の見え方が違う:カタログやウェブの写真では虎斑が目立たない角度で撮影されていることが多く、届いた実物を見て初めて気づく方が多いです
  • 傷・シミと見間違える:虎斑は触っても凹凸がなく、角度によって見え方が大きく変わります。最初は「傷かな?」と思われる方もいらっしゃいます
  • 事前に知る機会がない:購入前に「虎斑とは何か」を説明される機会が少なく、届いて初めて知るケースが多いです

虎斑は選べる?指定できる?

虎斑の出方・位置・大きさは指定・選択ができません。天然木である以上、どの木にどのような虎斑が出るかは自然任せで、メーカーでもコントロールできないためです。飛騨産業の公式見解でも「天然木の特性によるもの」として、虎斑による交換・返品は対象外となっています。

虎斑が出やすいのは柾目(まさめ)取りをしたホワイトオーク・ナラ材です。これらの材を選んだ場合は、虎斑が出る可能性が高いと理解したうえで購入することをおすすめします。

購入後に虎斑が気になる方へ

届いた家具の虎斑が気になる場合、まず確認してほしいのは傷やへこみとの違いです。

  • 触っても凹凸がない → 虎斑です
  • 角度を変えると見え方が変わる → 虎斑です
  • 触るとへこみや引っかかりがある → 傷の可能性があります(お気軽にご連絡ください)

虎斑は天然木の個性であり欠陥ではないため、虎斑を理由とした交換・返品はメーカー・販売店ともに対応が難しい状況です。ただ「思っていたのと違う」というお気持ちは十分理解できます。気になる点があればまずお気軽にご連絡ください。

また使い込むうちに経年変化で木全体の色が変わり、虎斑が馴染んで気にならなくなるケースも多くあります。最初は違和感を覚えた方が、数年後には「これが天然木の味わい」と愛着を持って使われることも少なくありません。

天然木が合わない方へ:正直なアドバイス

虎斑・節・色の濃淡など、天然木の個性が気になる方には正直にお伝えしたいことがあります。「均一な見た目の家具が好き」という方には、天然木の家具は向いていない場合があります。化粧合板や突板仕上げの家具であれば木目や色が均一に仕上がります。飛騨産業のような無垢の天然木家具は、1脚ごと・1枚ごとに表情が異なることを「個性」として楽しめる方に向いています。

天然木の個性を踏まえたうえで、それでも飛騨産業の家具が気になる方はお気軽にご相談ください。

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天然木の主な特徴

天然木の特徴は虎斑だけではありません。購入前に知っておくと安心できる特徴をまとめました。

目節・芽節

木はその幹を太くしながら成長する際、枝の元を取り込んでいきます。木から材を取ると、取り込まれた枝の元が表面に丸く茶色い模様として現れます。これが「節」です。目節・芽節とは小豆かそれより小さな節を指します。

飛騨産業では森のことば・風のうたシリーズは「節」が入っていますが、それ以外のシリーズも「目節」と呼ばれる小さな節が入っています。

色の濃淡・経年変化

テーブルは複数の板を継ぎ合わせているため、板ごとに色の違いが出ます。また天然木は時間の経過とともに経年変化し、色が変わっていきます。これを劣化と捉えるのではなく、天然木の味わいとして楽しんでいただけると嬉しいです。

色の濃淡の例

節(森のことばシリーズ)

森のことばシリーズはあえて節を取り入れることで独自の魅力を発揮しています。加工が難しく以前は避けられていた節も、今では飛騨産業を代表するシリーズの個性となっています。

森のことばの節

木の種類ごとの特徴

飛騨産業は主にホワイトオーク・ビーチ・ウォールナットの3つの材種を取り扱っています。材種を知ることが家具選びの大切なポイントです。

ホワイトオーク(虎斑が出やすい材種)

密度が高く傷に強い耐久性に優れた材種です。スジ状の木目が美しく、どこにでも合わせやすい人気の材種です。特に虎斑(とらふ)は他の材と比べても個性的で、ホワイトオークを選ぶ際は虎斑が出る可能性を理解しておくことが大切です。経年変化で白っぽいナチュラルな色から黄みがかった色になっていきます。

  • 特徴:濃淡・虎斑・スジ状の木目
ホワイトオーク材の木目

ウォールナット

耐久性があり傷やへこみがつきにくい材種です。深みのある色が高級感・重厚感を生み、落ち着いた雰囲気を求める方に人気です。経年変化で深いこげ茶色から赤みがかった明るい茶色に変わっていきます。

  • 特徴:目節・芽節・色の濃淡・波状の木目
ウォールナット材の木目

ビーチ材

木目がきめ細かく手触りが滑らかで明るい印象の材種です。ブナ材とも呼ばれます。曲木加工に適しており、しなやかで割れにくい性質を持っています。比較的安価で軽く、シンプルな木目がお部屋を軽快な雰囲気にしてくれます。経年変化が比較的少なく、明るい印象が長く続きます。

  • 特徴:波状の杢目・色の濃淡・黒いスジ
ビーチ材の木目

木目・節による交換・返品について

虎斑・節・色の濃淡など天然木の特性による交換・返品は、メーカー・当店ともに対応が難しい状況です。これは飛騨産業に限らず天然木を使った家具全般に共通するルールです。天然木の特徴をご理解いただいたうえでのご購入をお願いいたします。

購入前に不安な点があれば、ショールームや当店で実物を確認されることを強くおすすめします。実物を見ることで、虎斑の見え方・大きさ感をあらかじめ把握できます。