新築や買い替えでダイニングテーブルの片側をベンチにする方が増えています。
ブームというほどではないですが、店頭で接客をしているとここ10年くらいでじわじわ増えてきている印象です。
当店でも多くのお客様が片側ベンチのダイニングセットを探しているのですが、よく頂く質問や、間違った認識をしている方が多くいらっしゃいます。この記事では「テーブルにはベンチ!」という方に購入前に気をつけて頂きたいことをご紹介します。
ベンチ派が増えている理由
実際にお客様から聞いたことや接客しながら感じることから、テーブルの片側をベンチにする方が増えている理由を少し考えてみました。
金額が安上がり
まずは、値段です。ベンチは構造がシンプルで木の材料も少ないことが多いので、椅子2脚よりもベンチ1台のほうが安くなります。椅子1.3~1.5台分くらい金額でベンチを変えることが多いです。
例えば、
・椅子1脚1万円くらいの海外製の商品ならベンチはだいたい1.3万円~1.5万円くらい。
・国産の飛騨の家具なら、椅子1脚が5万円前後で、ベンチは7~8万円くらい。
だいたいこれくらいの価格帯が多いです。
見た目がすっきりでコンパクトに収まる
一般的なベンチは背がないので、高さも低く、テーブルの下に完全に片づけることもできるので、使わないときの見た目がとてもすっきりします。
後を向いて座ったり、最大3-4人座れるので自由度が高い
リビングダイニングが一体の家が増えてきたので、ダイニングテーブルに座りながらリビングのテレビを見たり、リビングにいる人と会話をするというケースが増えて来ました。そんなときにベンチなら後ろを向いて座ったり、ちょっと腰を掛けたるするのにとても便利です。
↑の写真は屋外用のものですが、特に子供は前から後ろから、横からと自由に座れるのは楽しいですよね。(危険もありますが。。。)
また椅子なら1脚1人しか座れませんが、ベンチなら1人から4人くらいまで座れるのでたまの来客にも融通が利くのがいいですね。
ベンチなら2本脚が断然おすすめな理由とは!?4本脚と比較してみた
ベンチの魅力をお伝えしましたが、そんなベンチなら2本脚がおすすめな理由とは。
それは、圧倒的に出入りが楽ということです。
実はメリットもたくさんあるベンチですが、出入りに関してだけはベンチは少し不便です。
ベンチの出入りが不便な理由
・ベンチは椅子と比較すると少し重い
・1人が座っていると動かせない
・端からしか入れない
などベンチは出入りで少し不便なことがあります。
だからこそベンチには出入りが楽な2本脚のテーブルがおすすめなんです。実際に写真を見て頂くと一目瞭然です。
2本脚でベンチに出入りしてみると
実際に2本脚のテーブルにベンチを合わせて出入りしてみました。
テーブルの脚が角にないので、横からの出入りが楽々です。ベンチを引かなくても、よこからスルッと入ることができます。
4本脚でベンチに出入りしてみると
今度はテーブルにベンチを合わせて出入りをしてみました。
テーブルの脚がある分、ベンチを多く引かないと入ることができません。
テーブルとベンチだけを見てみると、2本脚はベンチを引かなくても空間があるのが良くわかります。この空間が出入りのしやすさを生んでいるんですね。
また2本脚にベンチはベンチが大きくても、小さくてもテーブルの下に入らないということがありません。
ベンチがテーブルの脚の内側でも外側でも入るでの、ベンチが入らないという心配もないですし、脚にぶつけることも少ないです。
ベンチの幅とテーブルの幅のバランス
セットではなく、好きなモノを組み合わせて買う場合、ベンチとテーブルの幅のバランスを気にされる方がいらっしゃいます。
基本的にはテーブルと同じ幅、もしくは少し短い(20㎝前後)くらいがおさまりが良く、見た目もキレイです。るのですが、テーブルによって個体差や、個人の感じ方の差はあるのですが、
4本脚のテーブルとベンチを買う際に気をつける1つのこと
2本脚のメリットはよくわかったけど、見た目がどうしても4本脚の方が好き。家族の人数が多いので、毎日誕生日席(テーブルの短辺)にも座るから、4本脚が良い!
そんな方は1つだけ気をつけてください。
ベンチの幅がテーブルの脚間に収まるかどうか
小さいサイズのテーブルだとベンチも軽いので、気になりませんがセット商品でもベンチが中にはいらないものがあります。特にテーブルの脚が少し内側についているタイプは意外とテーブルの脚と脚の間が狭いので、お気を付けください。
背付きベンチ・ソファタイプのベンチを買うときに気をつけること
ダイニングでゆったりしたい方が増えてきたので、背付きのベンチ、ソファタイプのベンチを探す方も増えて来ました。
そんなときに気をつけて頂きたいのは、
ベンチが簡単に出し入れできる重さかどうか
無垢タイプの背付きベンチは、けっこう重たいです。お部屋の広さにゆとりがあり、常に出した状態で使う場合は問題がないのですが、出し入れを頻繁にする場合は実際に出し入れをして重さを体感してみてください。
意外と毎日の掃除のときに嫌気がさすと、せっかく素敵な家具が嫌いになってしまいます。
座高とテーブルの高さが適切かどうか
ソファタイプのもので気をつけたいのはテーブルの高さとのバランスです。ソファタイプの場合は座面が少し沈むので、意外とご飯が食べにくいことがあります。
これはセットの商品でも使いにくい場合がありますので、実際に試すことをおすすめします。
最後に
いかがでしたでしょうか。家具は毎日使うものですし、一度買うと長く使うものです。
是非、選ぶ際の参考にしてみてください。