家具キノクニヤ社長
飛騨産業の家具の魅力の一つは選べる豊富な張り布の種類です。ランクごとに値段は変わりますが100近い生地から椅子やソファの生地を選ぶことが可能です。お部屋の雰囲気に合わせて、また最近では機能性が高い生地も多く出ております。今回は新作生地を中心にご紹介します。
今人気の高機能な生地
生地を選ぶ際に気になるのが、洗えるか、汚れた場合の手入れのしやすさです。特に小さいお子様やペットがいる家庭ではきになりますよね。ソファのように毎日使い、布の面積が大きなものだとどんなに気を付けていても汚れることも。そこで今、機能性の高い生地が人気です。
スピリット(Cランク)
飛騨産業で今、特に人気なのがCランクのスピリット。柔らかい手ざわりと少し光沢のある生地感で、今っぽいくすみカラーが高級感のあるアクアクリーン加工の生地です。
中でも一番人気なのがスピリットBE。グレージュのような優しい色味で、ウォルナットやダークブラウン系の木部との相性も抜群です。
近年人気の白やグレーを基調とした明るいお部屋にもよく合います。柔らかい質感はソファのような生地面積の広いアイテムにもおすすめです。
こちら↓はスピリットPUとGRを使った椅子の納品事例です。このように異なる色を組み合わせるのも素敵です。
ペットにおすすめなひっかきに強い生地のソファ
小さな子供や猫を飼っている方からニーズが強いのが「ひっかきに強い生地」です。飛騨産業でも年々、こういった機能性の高い生地が多く出てきております。まず一番おすすめしたいのは旭化成が開発した「ディナミカ(旧:ラムース)」です。
ディナミカ(旧:ラムース)(Eランク)
スエード調の人工皮革で、独自の3重構造で、ひっかきに強いほか撥水性にも優れています。
どんな魅力があるの?
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美しい発色と滑らかな表面感
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製品への張り込みシワの減少
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優れた強度物性によりペットのひっかき傷がつきにくい
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難燃性能、制電性能など
飲み物等をこぼした場合も簡単にふき取ることができ、ペットがいるご家庭はもちろんお子様がいるご家庭にもおすすめです。
色のバリエーションも多いため、好きな色が選べるのもポイントです。
ディナミカ(旧:ラムース)の構造って?
シンプル無地の生地の様にも見えるラムースですが、実は表面層、中間層、裏面層の3層で構成されています。
表裏層では髪の毛の約1/18の細さの超極細繊維が3次元に絡み合っており、中間層にはスクリムという薄手の特殊織物が寸法安定性と強度を向上させています。超極細繊維と超極細繊維の隙間には水系ポリウレタンを含浸させる事で弾力性豊かな風合いを作り出しています。このラムース独自の3層構造が幅広い商品展開を可能にします。
ガウチョ(Cランク)
絶妙な起毛感で手触りが心地いいCランクのガウチョ。糸が編んであるというよりシートのようなイメージに近く、ほつれや引きつれが起こりにくい生地となっています。型押しのシボ加工が施されており、本革のような高級感が味わえます。
ガウチョは特にウォルナットとの組み合わせがおすすめです。明るいグレーはダークブラウンの木部にも映え、差し色にもなります。
アクアクリーン®の生地
目に見えない分子被膜が生地を守るアクアクリーン®。水だけで日常の汚れを取り除くことができる高機能生地で、カバーを取り外すことができない張り込み式の商品におすすめの生地です。
普段の生活の中でつきやすいコーヒーやチョコレートのような汚れはもちろん、泥や皮脂汚れ、ペットのフンなども簡単に落とすことができます。小さなお子様がいるご家庭でも安心して使えると人気です。
飛騨産業では人気のスピリット(Cランク)、2023年秋新発売のテソド(Eランク)がアクアクリーンの生地となっています。
新しい生地
テソド(Eランク)
2023年秋、新たに追加された新ファブリックのテソド。落ち着いた色味が上品で、ソファや椅子など幅広い商品におすすめのアクアクリーン生地です。
生地の27%はリサイクルコットン。リサイクルコットン(綿の再生糸)とは、今までなら破棄されていた素材を再度紡績して作られた糸のこと。「森と歩む」を企業理念に掲げ、環境にも配慮したものづくりを行う飛騨産業らしさが感じられます。
こもれび(Eランク)
新しい生地で気になるのは2022年発売のヘラルボニーの新ファブリックのこもれび。当店でも森のことばの展示に使っておりますが、派手のようで、飽きのこないデザインになっています。
こもれびについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
ナギ(Cランク)&クツロギ(Eランク)
次にご紹介するのはCランクのナギと柚木沙弥郎さんが創作された2020年発売のクツロギです。クツロギは飛騨産業では珍しい大きな柄の入った生地で、ナギはクツロギの模様がないものと言うと分かりやすいかもしれません。
ナギとクツロギは同じ生地感のため、組み合わせての使用がおすすめです。
もちろんナギ単体、クツロギ単体での使用もOKです。
「クツロギ」についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しております。
ハイラルゴ(合成皮革:Bランク)
色のラインナップが豊富な合皮のハイラルゴ。合皮は本革と比較すると手入れが簡単で、品質の高い合皮なので手触りもよく長く使うことができます。
淡い色味はデスクチェアやcobrinaシリーズとの組み合わせもおすすめです。飛騨高山のショールームでも、デスクチェアにはこちらの生地が多数使用されています。
他にも人気な機能性&洗える生地
マイカ(Bランク)
Bランクの中でも高機能布とされているマイカ。ひっかきに強いのはもちろん、お洗濯(手洗い)も可能です。さらに銀糸(ミューファン)が編み込まれているため、抗菌・防臭・静電気防止の効果もある非常に優れた生地です。
裏面は銀糸が輝いて見えますが、表からはほぼ見えません。防汚加工が施されており、汚れが付きにくく落ちやすいのもポイントです。
日常使いでやはり気にしてしまうのが生地の汚れ。飛騨産業はソファやチェアなどカバーリング仕様の商品も多いですが、自宅で気軽にお洗濯ができると安心して使用することができます。
- ご家庭でのお洗濯(手洗い)
- 石油系ドライクリーニング(タンブラー乾燥不可)
豊富なウォッシャブル生地の中から一部抜粋してご紹介します。
スパイス(Bランク)
洗える生地でおすすめなのがこちらのスパイス。やわらかい手ざわりの生地で、特に人気のLGRはダークブラウンの木部に合わせると差し色に、ナチュラルな木部に合わせるとやさしい印象になっておすすめです。
こちら↓の記事ではスパイスLGRを納品した事例をご紹介しております。
ベガス(Cランク)
Cランクで人気のベガス。何色もの糸が編み込まれており、見た目も美しくしっかりとした生地感のウォッシャブル生地です。森のことばのカタログや公式HPの画像でもこちらの生地が採用されており、森のことばとの組み合わせが特におすすめです。
トラス(Eランク)
柔らかい生地感と上品な幾何学模様が特徴のEランクのトラス。Eランクのためお値段は少し上がりますが、他の生地にはない表情が楽しめるおしゃれな生地です。
緑がかった黄色のYEは、アクセントとしてクッションに使うのもおすすめです。
最後に
いかがでしたか。選ぶ生地によって見た目の違いを楽しめるのはもちろんですが、普段使うものなので機能面も重要になってくるかと思います。飛騨産業は種類も豊富で、今回ご紹介したもの以外にも多くの優れた生地があります。
当店でもサンプルを見ることができるので、是非目で見て、合わせて、触って選んでみてください。