2025年夏、岐阜県高山市・飛騨市で開催された「飛騨の家具フェスティバル」にて、飛騨産業(HIDA)から新生地と人気生地の新色が発表されました。
国産家具の中でも品質・デザイン・座り心地の三拍子が揃った飛騨産業ですが、今回のアップデートで、さらに「自分らしい1脚」を選びやすくなりました。
本記事では、今回登場した新生地や人気生地の新色、その魅力、そして新色でつくるコーディネート例をご紹介します。
新たに仲間入り!ふたつの新生地!
スタンチ(Eランク)

〈スタンチ〉はポリエステル100%の厚手ファブリックで、何色もの糸が織り込まれた“奥行きのある色合い”が魅力。イージーケア機能によりコーヒーや油ジミも簡単に拭き取れるので、ダイニングからソファまで気兼ねなく布張りを楽しめます。木部を選ばず北欧風やホテルライクなど様々なテイストでおすすめです。




リループ(Eランク)

〈リループ〉は“モコモコ”質感が特徴のブークレ生地です。使用済みウールや裁断クズを再紡績したリサイクル糸を採用したサステナブルファブリックで、温かみあるループ状の表面がチェアやソファに優しい表情を与えます。環境配慮と心地良さを両立し、「触れるたびにエコを実感できる」新世代の張地として注目されています。


人気生地 5 シリーズに新色追加!
スピリット(Cランク)の新色 ─ 上品な光沢感で魅せる4カラー

アクアクリーンで人気の〈スピリット〉に、LGGY・YEL・LGRE・BBLの4色が仲間入りしました。どのカラーも空間をワンランク引き上げる上品な光沢感が魅力。汚れを水だけで取り除ける安心の機能はそのままに、コーディネートの幅がぐっと広がる注目の新色です。

テソド(Eランク)の新色 ─ リサイクルコットンで環境にもやさしい3カラー

人気の〈テソド〉に、落ち着いたGGY・DGGY・DBLUの3色が追加されました。紡績工程で生まれる半端糸を再紡績した“リサイクルコットン”を含むエコ仕様なアクアクリーン生地で、しっとり柔らかな風合いが魅力。ニュートラル~ダークトーンの新色は都会的で上品なリビング・ダイニングを演出します。

ガウチョ(Cランク)の新色 ─ レザーライクな重厚感を極める2カラー

高級感漂う〈ガウチョ〉に、シックなDBRO・DGGYの2色が追加。起毛面に施したシボ加工がいっそう深い陰影を生み出し、空間に落ち着きとラグジュアリーを同時にまとわせる“本革風”コーデが完成します。引っかきに強いためペットと暮らすご家庭にもおすすめです。

ブルーム(Cランク)の新色 ─ 繊細なスラブ糸で表情豊かなブラウン

ミックス調の織りが好評な〈ブルーム〉に、空間を引き締めるシックなBROが加わりました。ブルームは太さにムラのある新開発スラブ糸を用いることで奥行きあるテクスチャーを実現した表情豊かなファブリック。温もりと落ち着きを両立したモダン空間を演出します。

スパイス(Bランク)の新色 ─ ジーンズライクなブルーでカジュアルに

やさしい色合いで人気の〈スパイス〉に、ジーンズを思わせるカジュアルなBLUが登場。やさしい手触りのウォッシャブル生地のため、小さなお子さまのいるご家庭でも気軽に布張りを楽しめます。ナチュラルウッドと合わせれば爽やかな北欧テイスト、ウォールナットと組み合わせれば大人カジュアルな空間を演出できます。

新色でつくるコーディネート例
【温雅 カウチソファ】ホワイトオーク×スタンチIVO

やわらかなニュアンスカラーが上質かつ軽やかなリビングを演出。
- 材種:ホワイトオーク
- 張地:スタンチIVO
【SEOTO-EX セミアームチェア】ホワイトオーク×スピリットLGRE

ライムグリーンが食卓をパッと華やげ、爽やかでリラックス感あふれるナチュラルダイニングに。
- 材種:ホワイトオーク
- 張地:スピリットLGRE
【静穏 カウチソファ】ウォルナット×ガウチョDGGY

ガウチョのレザーライクな重厚感でラグジュアリーなリビングに。
- 材種:ウォルナット
- 張地:ガウチョDGGY
【SEOTO ソファ】ウォルナット×ブルームBRO

上質なブラウンでまとめ、ブルームのミックス織りが映える“温かみ”リビングに。
- 材種:ウォルナット
- 張地:ブルームBRO
【kinoe ソファ】クリ他×スパイスBLU

ナチュラルウッドのフレームにジーンズライクなスパイスBLUを合わせ、北欧カジュアルなリビングに。
- 材種:クリ他
- 張地:スパイスBLU
張地を選ぶときの 3 ステップ
1.ライフスタイルを明確に
重視するポイント(機能性?質感やデザイン?)を明確にし、ペット・小さなお子さまなど将来の変化も織り込み検討しましょう。
2.木部カラーとの相性をチェック
同系色でまとめるか、コントラストでアクセントにするか。フローリングや建具の色も考慮し、布×木×床の“3点セット”でバランスを確認するのがコツ。
3.サンプルを光の下で確認
実際の部屋の照明に近い環境で確認すると失敗が少ない。遠目・近目でチェックし、質感や柄のスケール感が空間にどう映るかもイメージしましょう。
最後に
2025 年夏、飛騨産業の張地は新生地と新色登場でさらに充実しました。ダイニングもリビングも “自分らしさ” を妥協せずに叶えられます。
張地でお悩みの方もぜひお気軽にご相談ください。あなたの理想の一脚づくりをサポートします。